
韓国の祝日「光復節」(クァンボクチョル)は観光できるの? 混雑していないの? SNS映えスポットやイベントは? 注意点を交えて、8月15日の旅を徹底ガイドします。
2025年、2026年、2027年の光復節はいつ?
- 2025年8月15日(金)
- 2026年8月15日(土)
- 2027年8月15日(日)
「光復節」ってどんな日?韓国の独立記念日を楽しく知ろう!
8月15日は、韓国にとってとても大切な祝日、「光復節(クァンボッチョル)」です。これは、1945年に日本の植民地支配から解放され、独立を勝ち取ったことを記念する日です。日本のお盆休みと重なることも多く、この時期に韓国旅行を計画している方もいるかもしれませんね。光復節は、韓国の人々にとって国が解放された喜びを分かち合う、まさに「独立記念日」です。
この日は「国の祝日」として定められているため、多くの企業や公共機関がお休みになります。街中には韓国の国旗「太極旗(テグッキ)」が掲げられ、お祝いムードに包まれます。祝日とはいえ、お祭り騒ぎというよりは、国全体でこの歴史的な日を記憶し、未来へ向かうことを静かに祝う、といった雰囲気があるのが特徴です。
光復節のソウルはどんな感じ?8月15日に行きたいイベント&スポット
光復節当日、ソウル市内では様々なイベントや式典が開催されます。特に注目したいのは、政府主催の記念式典や、関連する文化イベントです。例えば、光化門(クァンファムン)広場やソウル広場周辺では、規模の大小はありますが、音楽公演や伝統芸能のパフォーマンスなどが行われることがあります。
これらのイベントは、観光客でも気軽に立ち寄って雰囲気を味わうことができます。特別な日に現地の人々と一緒に盛り上がりを共有できるのは、旅の貴重な思い出になりますよ。イベント情報は直前に発表されることが多いので、出発前に韓国観光公社のウェブサイトやソウル市の公式SNSなどをチェックするのがおすすめです。
光復節でも楽しめる!SNS映えスポット&イベント徹底ガイド
「せっかくの韓国旅行、祝日だけど楽しみたい!」というあなたのために、光復節でも安心して楽しめるSNS映えスポットとイベント情報をご紹介します。この時期ならではの特別な体験で、思い出に残る写真をたくさん撮りましょう!
定番だけど外せない!フォトジェニックな観光地は?
光復節は多くの施設が通常通り開館・開園していますのでご安心ください。特にSNS映えを狙うなら、伝統とモダンが融合したスポットがおすすめです。
- 景福宮(キョンボックン)&北村韓屋村(プクチョンハノクマウル): 伝統的な韓服(ハンボク)をレンタルして、景福宮を散策したり、北村韓屋村の美しい街並みを背景に写真を撮るのは、もはや定番。祝日だからこそ、韓服姿の韓国の人々も多く、より一層華やかな雰囲気になります。
- Nソウルタワー(N Seoul Tower): ソウルのランドマークから眺める絶景は圧巻!カップルで訪れるなら「愛の南京錠」スポットも人気です。夜景はもちろん、昼間のソウルも開放感があって気持ちいいですよ。
- 明洞(ミョンドン)&弘大(ホンデ): ショッピングやグルメを楽しむならやっぱりここ!お店は通常営業しているところがほとんどなので、最新の韓国コスメやファッションをチェックしたり、美味しい屋台グルメに舌鼓を打つのもおすすめです。
「ちょっと特別な日」だからこそのイベント&体験
光復節ならではの特別な体験を見つけるのも旅の醍醐味です。通常ではなかなか見られないイベントに参加してみましょう。
- 独立記念館(トンニッギニョムグァン)の特別イベント: ソウルからは少し離れますが、忠清南道天安(チョンチョンナムド・チョナン)市にある「独立記念館」では、光復節に合わせた特別展示や記念式典が行われることがあります。アクセスに時間はかかりますが、この日にしか体験できないプログラムに参加できるかもしれません。
- 「独立記念館って、ぶっちゃけ日本人がこの日に訪れて楽しめるの?」
独立記念館は、韓国の独立運動や植民地時代の歴史を学べる施設で、展示内容は真剣で重厚なものが多く、歴史的な背景や苦難の歴史に触れることができます。
光復節は韓国の人々にとって非常に重要な日で、多くの方が歴史を振り返るために訪れます。
そのため、歴史や文化に興味があり、現地の人々の思いに触れたい方には非常に貴重な体験になるでしょう。
一方で、歴史的な重みや政治的な背景に深く触れるのが負担に感じる方や、旅のリラックスや観光を優先したい方は、無理に訪れなくても大丈夫です。
あなたの旅のスタイルに合わせて、行くかどうか選んでくださいね。普段なかなか知ることのできない韓国の一面を知るチャンスとして、覚えておくと良いでしょう。 - 国立現代美術館(クンニョンヒョンデミスルグァン)などの文化施設: 祝日には入場料が無料になったり、特別な展示が行われたりすることがあります。事前に公式サイトをチェックして、興味のある展示がないか確認してみましょう。
- 街角の小さな音楽イベントやパフォーマンス: 大規模なイベントだけでなく、ソウル市内の公園や広場で、ゲリラ的に音楽演奏やダンスパフォーマンスが行われることも。偶然の出会いも旅の楽しさですよね。
ここだけは押さえて!光復節の旅マナー&トラブル回避術
楽しい旅行にするためにも、光復節期間中の注意点や、知っておきたいマナーをご紹介します。これを読めば、安心して韓国旅行を満喫できますよ!
デモや集会には近づかない!
光復節は韓国の歴史において重要な意味を持つ日であるため、ソウル市内の特定の場所(例えば、光化門広場周辺や日本大使館周辺など)では、デモや集会が行われる可能性があります。もしこれらの場所でデモなどを見かけたら、好奇心で近づいたり、写真を撮ったりするのは避け、速やかにその場を離れるようにしましょう。予期せぬトラブルに巻き込まれないためにも、安全を最優先にしてください。
公共交通機関の利用は計画的に
祝日ということもあり、地下鉄やバスなどの公共交通機関は普段よりも混雑することが予想されます。特に朝夕の通勤時間帯や、イベント会場周辺の路線は注意が必要です。時間に余裕を持った行動を心がけ、必要であればタクシーや配車アプリ(Kakao Tなど)の利用も検討しましょう。
お店や施設の休業情報もチェック!
光復節は祝日なので、一部の飲食店や小規模なショップは休業するところもあります。特に個人経営のお店や、地方の観光地を訪れる場合は、事前に営業情報を確認しておくことをおすすめします。主要なデパートや大型ショッピングモール、観光客向けのレストランなどは通常通り営業していることが多いのでご安心ください。
旅のヒント&アイデア
- 服装:8月の韓国はとても暑いです。軽装で、帽子やサングラス、日焼け止めなどの日差し対策をしっかりしましょう。室内は冷房が効いていることが多いので、羽織るものがあると便利です。
- 持ち物:スマートフォン充電器、モバイルバッテリーは必須アイテム。たくさん写真を撮るなら、予備のSDカードも忘れずに。
- 時間の工夫:人気スポットは午前中の早い時間帯か、夕方の閉館間際を狙うと比較的空いています。また、食事時を少しずらすと、人気店でもスムーズに入店できることがあります。
「歴史は知りたいけど、深入りはちょっと…」そんなあなたに!
光復節は韓国の独立を祝う大切な日ですが、旅行中に歴史や政治の話に深入りする必要はありません。現地の文化や人々の暮らしに触れ、美味しいものを食べ、素敵な景色を写真に収める。それだけでも、十分素晴らしい旅になるはずです。
光復節の韓国は、街全体がいつもより少しだけ特別な雰囲気に包まれています。この機会に、普段とは違う韓国の魅力を見つけて、忘れられない夏の思い出を作ってくださいね!
独立記念館の概要
- 名称
- 独立記念館 / Independence Hall of Korea / 독립기념관
- 住所
- 忠清南道天安市東南区木川邑独立記念館路1
충청남도 천안시 동남구 목천읍 독립기념관로 1 - 電話番号
- +82-41-560-0114
- アクセス
- 最寄駅:天安駅(チョナンヨク)または天安牙山駅(チョナンアサンヨク)からバス。
市内中心部から:ソウル駅からKTXで約30〜40分(天安牙山駅まで)、そこからバスまたはタクシーで約15分。 - 入場
- 無料(一部企画展は有料の場合あり)
- 開館時間
- 午前9時〜午後6時(最終入館は午後5時まで)
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は翌日)、旧正月・秋夕の連休期間
- 公式サイト
- 独立記念館(韓国語)
- 独立記念館Facebook
- 独立記念館Instagram
- YouTube
- 独立記念館YouTube

まとめ:光復節の韓国旅行は自分のスタイルで楽しもう!
光復節は韓国の歴史的な節目を祝う大切な日であり、街は普段と少し違う表情を見せます。歴史や文化に深く触れたい方は独立記念館などで特別な体験を、気軽に観光やグルメを楽しみたい方はソウル市内のイベントや人気スポットを満喫してください。
どちらのスタイルでも、光復節は韓国の人々の誇りや思いを感じられる特別な機会です。旅行計画に合わせて、無理なく、自分らしい旅の楽しみ方を見つけてくださいね。