2025年版ミャンマーの祝日・休日・記念日カレンダー

Myanmar

ミャンマーの暦、祝日/休日について

ミャンマーでは、グレゴリウス暦と並んで、ビルマ暦も公式の暦の一つとして使われています。ミャンマーの新年の伝統行事であるティシャンや仏教関連の祭事の開始日もビルマ暦によります。

また、ミャンマーでは生まれた日のビルマ暦が非常に重要視されています。

ミャンマーの祭りの多くは仏教に関連したもので、主に10月から4月の乾季に集中しています。

2025年は、1月1日(水)が祝日に復帰していることに加え、1月29日(水)の旧正月(春節)が新たに国の祝日となっています。

なお、ミャンマーでは祝日と土曜・日曜が重なっても振替休日制はありません。2020年から祝日の振替休日制度が取り入れらましたが、2022年に撤廃されています。

ミャンマーの仏教寺院

2025年ミャンマーの祝日/休日カレンダー

2025年1月1日(水)元旦 / International New Year’s Day
グレゴリウス暦(西暦)の新年元旦です。ミャンマーでも新しい年の到来を祝い、家族や友人と集まったり、祈りを捧げたりする日となっています。2025年から国の祝日へと復帰しています。
2025年1月4日(土)独立記念日 / Lut lat yay nei / Independence Day
1948年にイギリス連邦から離脱し、ビルマ連邦として独立したことを記念する国の祝日です。国家的な祝典が行われ、特にヤンゴンではパレードや文化的なイベントが開かれ、国旗の掲揚やスピーチ等行われます。
2025年1月11日(木)カイン正月 / Kayin New Year’s Day
カイン族の新年を祝う日です。国の祝日となっています。
2025年1月29日(水)春節(旧正月)/ Chinese New Year
2025年は1月28日(火)が旧暦の大晦日(除夕)に当たり、1月29日(水)が旧暦の元旦です。
ミャンマーでは「春節(旧正月)」は、国の祝日ではありませんでしたが、2025年から正式に国の祝日となっています。ヤンゴンやマンダレーなど中国系コミュニティが多い地域では、重要な行事として特別なイベントが開催されます。
2025年2月12日(水)連邦記念日 / Pyidaungzu nei / Union Day
1947年2月12日に、ミャンマーの各民族間のパンロン協定が調印された日を記念する祝日です。ミャンマーの民族間の団結と協力をお祝いして、各地域で団結を象徴するイベントや行事が行われます。
2025年3月2日(日)農民の日 / Taungthu le thama nei / Peasants Day
農業・農民を敬う祝日です。農村部では農業フェスティバルが開催され、農民の努力を称えるイベントが行われます。
2025年3月13日(木)タバウンの満月祭 / Dabaung la pyei nei / Dabaung Full Moon Day
仏教暦でタバウン月の満月の日に、砂でパゴダ(仏塔)を作るお祭りです。仏教徒は仏塔を訪れ、灯明を捧げ、特別な祈りを行います。寺院では説法が行われ、地域全体が神聖な雰囲気に包まれます。
2025年3月27日(木)国軍記念日 / Tatmadaw nei / Armed Forced Day
1945年3月27日にアウンサンが指揮するビルマ国軍が日本と日本の指導下にあったビルマ国政府に対して蜂起したことを記念する祝日です。軍事パレードや戦争退役軍人の追悼式が行われ、軍の重要性を国民に認識させる機会となっています。
2025年4月13日(日)~4月16日(水)ティンジャン祭 / Thingyan Water Festival
ミャンマーの新年を迎える伝統的な水かけ祭りです。水をかけ合うことで過去の悪運を清め、新たな年を迎えます。お祭りの期間中は、街中が祭り一色となり、音楽や踊り、食事等を楽しみます。
ミャンマー水掛けまつり
2025年4月17日(木)ミャンマー新年 / Myanmar New Year
ミャンマーの新年元旦です。ビルマ暦の第1月、タグー月にビルマ暦1387年を迎えます。前後して水掛け祭りで新年を盛大にお祝いします。
2025年5月1日(木)メーデー / A louk thama nei / May Day(Labour Day )
5月1日は、世界各地で春の訪れを祝ったり、労働者の権利と労働の意義を認識する国際的な日です。ミャンマーでも国の祝日となっています。
2025年5月11日(日)カソン月の満月祭 / Kason la pyei Boda nei / Kasone Full Moon Day
仏陀の誕生、悟り、入滅を記念する神聖な祝日です。仏誕節。菩提樹への水やりが行われ、多くの人々が寺院を訪れます。毎年、日付が変わります。
2025年7月9日(水)/ Waso la pyei nei / Waso Full Moon Day
仏教の安居期間(雨安居)が始まる日で、仏陀が悟りを開いた後、最初に説法をした日です。ワーゾォ祭(雨安居入り/仏教徒受難節始日)とも呼ばれ、僧侶への衣や食べ物の布施が行われます。多くの信者が寺院を訪れ、瞑想や修行に励みます。
※2025年6月7日(日)メッカ巡礼祭(犠牲祭)/ Eid Al-Adha
イスラム教で定められた宗教的な祝日です。イスラム世界ではイード・アル=アドハー / Eid AlAdhaと呼ばれ、ヒジュラ暦の12月10日からメッカに向かって歩く巡礼の最終日に当たります。日本では犠牲祭とも呼ばれています。ヒジュラ暦のため、毎年、日にちが異なります。
※イスラム世界では2025年6月7日(日)に当たりますが、ミャンマーでは直前に日付が発表されます。
2025年7月19日(土)殉教者の日 / Martyrs’ Day
「ミャンマー建国の父」と呼ばれ、独立運動のリーダーだったアウン・サン将軍との仲間が1947年7月19日に暗殺されたことを悼む国の祝日です。全国で追悼式が行われ、花を捧げる人々の姿が見られます。
2025年10月5日(日)~10月7日(火)タディンジュ満月祭 / Thadingyut/ Thadingyut Full Moon Day
10月の満月の日に、仏陀が天上界での説教を終えて地上に戻ってくることを祝うお祭りです。蝋燭を灯し、小さな提灯を川に浮かべ、仏陀をお迎えします。ディンジュッ祭(灯火祭り)、安居明け火祭り、仏教徒受難節終日とも呼ばれます。
※2025年10月20日(月)ディーパバリ(光の祭典) / Deepavali
ヒンズー教最大の祭日で、悪=暗黒に対する善=光の勝利を祝う宗教的なお祭りです。
※2025年は10月20日(月)に当たりますが、ミャンマーでは直前に正式な日付が発表されます。
2025年11月4日(火)ダザウンモン満月祭 / Tazaungmone / Tazaungmone Full Moon Day
僧侶への衣の布施や、寺院での灯明を捧げる祭りです。この時期に地域で様々な慈善活動が行われます。
2025年11月14日(金)国民の日(建国記念日)/ National Day
1920年に始まった学生運動を記念する日で、ミャンマーの独立と民族の団結を象徴します。学校や大学で特別行事が行われます。
2025年12月19日(金)カレン新年 / Kayin New Year
カレン族の伝統的な新年を祝う日で、カイン暦2765年を迎えます。国の祝日となっており、ことにカレン州を中心に盛大に祝われます。民族舞踊や音楽等が披露されお祝いします。
2025年12月25日(木)クリスマス / Hkarissamat nei / Chiristmas Day
キリスト教徒によって祝われるイエス・キリストの誕生を記念する日です。教会での礼拝や家族での祝いが行われます。
ミャンマーの仏教寺院
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