2025年版インドネシアの祝日 / 休日カレンダー

Festival Puasa

13,770もの島からなる群島国家インドネシアには、実に多様な民族、言語、宗教、文化があります。

インドネシアの国民の90%以上はイスラム教を信仰していますが、カトリック、仏教を信仰するインドネシア人もいます。また、バリ島ではバリ・ヒンズー教徒が90%以上を占めると言われています。

イスラム教徒が圧倒的な多数派ですが、キリスト教、ヒンズー教、仏教などの代表的な祭日も国の祝日となっています。このあたりに、多様性の中の統一を目指すインドネシアのユニークな点があります。

各宗教の祭日は、それぞれの暦に従っているため、新年元旦、独立記念日、クリスマス以外の祝日は、年ごとに日付が変わる移動祝祭日です。

インドネシアでは、国が定めた祝日に加えて、有給休暇取得奨励日があります。有給休暇取得奨励日は政府機関や企業は原則休日となる休暇奨励日です。祝日の前後に休暇奨励日を設定して、意図的に大型連休にすることがあります。

なお、インドネシアに振替休日はありません。

※在インドネシア日本大使館の休館日は、在インドネシア日本国大使館公式サイトの開館時間と休館日ページ参照。

バリ島の祝日は、以下のページを参照。

2025年インドネシアの祝日・祭日・休日

インドネシア政府は2024年10月14日(月)に、2025年の祝日を発表しています。2025年は17日の祝日があり、加えて祝日の前後に設定する有給休暇取得奨励日が10日あります。合計27日の休日があります。

参照 Libur Nasional dan Cuti Bersama 2025 Ditetapkan, Menteri Anas Pastikan Pelayanan Masyarakat Tetap Berjalan dengan Baik

年間を通じてインドネシアで最も重要な祝日であるレバラン(断食明け大祭)は、2025年3月31日(月)・4月1日(火)です。

2025年は、レバラン直前にバリ・ヒンドゥー教の新年元日「ニュピ」があります。前後してある有給休暇取得奨励日と合わせると、2025年3月28日(金)から4月7日(月)まで合計11連休という大型連休となります。

※赤字がインドネシアの国の祝日です。

2025年1月1日(水)新年 / New Year / Tahun Baru Masehi
大晦日から元日にかけてインドネシア中で新年が祝われます。首都ジャカルタでは、政府や企業が様々なイベントを開催します。ことに新年へのカウントダウンの瞬間は、花火や爆竹が鳴り響きます。お店は通常通り営業していることが多いようです。
国の祝日
2025年1月27日(月)モハメッド(ムハンマド)昇天祭 / Prophet Mohammad’s Ascension / Isra Mi`raj Nabi Muhammad SAW
モハメッド(ムハンマド)が大天使ガブリエルに伴われて天へ召され預言者となった日を祝うイスラム教の祝祭日です。
国の祝日
1月28日(火)有給休暇取得奨励日 / Cuti Bersama
1月29日(水)イムレック(春節)/ Chinese New Year / Tahun Baru Imlek
中国暦2576年の新年元日です。いわゆる旧正月で、商業・交易を担ってきた華人系だけにバーゲンセールも盛大に行われます。ことにチャイナタウンでは盛大に祝われ、獅子舞などの伝統舞踊を目にすることができます。華人系の間では、子供たちへの「お年玉」(Angpau)の習慣もあります。
国の祝日
3月28日(金)有給休暇取得奨励日
3月29日(土)ニュピ / ヒンドゥー正月 / Saka New Year / Hari Raya Nyepi
バリ・ヒンドゥー教「サカ暦1947年」の新年元日です。ニュピとは「静寂の日」という意味で、悪霊が過ぎ去るのを待つ日です。バリ島では飛行機の発着も含めて、交通機関はすべてストップするため、旅行される方は注意が必要です。
国の祝日
2025年3月31日(月)・4月1日(火)レバラン / 断食明け大祭 / イドル・フィトリ / Idul Fitri
1ヶ月間続いたラマダンの終わりを祝うイスラム教の大祭です。イドは祝宴を意味し、フィトルは断食の終わりを意味するアラビア語です。イドゥル・フィトリの前後10日間ほどはインドネシア人が大挙して旅行に出かけるため、非常に混雑します。この時期に旅行をされる方は注意が必要です。
国の祝日
2025年4月2日(水)~4日(金)有給休暇取得奨励日
2025年4月7日(月)有給休暇取得奨励日 / Cuti Bersama
2025年4月18日(金)聖金曜日 / Good Friday / Wafat Isa Al-Masih
キリスト教の復活祭の前の金曜日にあたる日です。「キリスト受難祭」「受苦日」とも呼ばれます。教会では厳粛なミサが執り行われます。
国の祝日
4月20日(日)イースター(復活祭)/ Easter Sunday
復活祭は、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に蘇ったことを記念するキリスト教の最重要日です。復活祭は、春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に祝うため、年によって日付が変わる移動祝日です。
国の祝日
2025年5月1日(木)メーデー(レイバーデー) / Labor Day
5月1日は、世界各地で春の訪れを祝う日、あるいは労働者による祭典が開かれる祝日となっています。インドネシアでも労働者に配慮して2014年から国の祝日となっています。
国の祝日
2025年5月12日(月)ワイサック(ウエサク) / 仏教大祭 / Hari Raya Waisak
お釈迦様の生誕を記念する祝祭日です。日本では、灌仏会(かんぶつえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、花祭(はなまつり)といった名称で呼ばれる日です。ジョグジャカルタのボロブドゥール寺院遺跡周辺では、国内外から僧や仏教徒、観光客が大勢集まり、盛大にお祝いします。
国の祝日
2025年5月13日(火)有給休暇取得奨励日 / Cuti Bersama
2025年5月29日(木)キリスト昇天祭 / Ascension of Jesus Christ / Kenaikan Isa Al-Masih
復活したイエス・キリストが天に召されたことを記念するキリスト教の祝祭日です。
国の祝日
5月30日(金)有給休暇取得奨励日 / Cuti Bersama
2025年6月1日(日)パンチャシラの日 / Hari Kesaktian Pancasila
パンチャシラとは、1945年6月1日にスカルノ元大統領が提唱したインドネシア建国五原則(唯一神への信仰、人道主義、インドネシアの統一、民主主義、社会的公正)です。人口の約9割がイスラム教徒でありながら、多様性を認める多宗教国家として発展する礎となったと言われています。2016年から国の祝日となっています。
国の祝日
2025年6月6日(金)イスラム犠牲祭(メッカ巡礼最終日)/ イドル・アドハ / Idul Adha
イスラム教の最初の預言者・イブラーヒーム(アブラハム)が、自らの長男であるイスマーイール(イシュマエル)をアッラーフへの犠牲として捧げた事を記念する祭日です。世界中のイスラム教徒によるメッカへの巡礼の最終日にあたります。
国の祝日
2025年6月9日(月)有給休暇取得奨励日 / Cuti Bersama
2025年6月27日(金)イスラム(ヒジュラ)暦1446年 新年元日 / Islamic New Year / Tahun Baru Hijriyah
イスラム(ヒジュラ)暦1447年の新年元日です。預言者ムハンマドがメッカからメディナ(ヤスリブ)へ聖遷(ヒジュラ)した年を元年としています。
国の祝日
2025年8月17日(日)インドネシア共和国独立記念日 / National Independence Day / Hari Proklamasi Kemerdekaan R.I
第二次世界大戦の日本の敗北によってインドネシアの統治権が日本から旧宗主国オランダに返還されることを阻止するため、インドネシアが独立宣言した日です。ジャカルタや大きな都市では、パレード・式典などが行われます。
国の祝日
2025年9月5日(金)ムハンマド生誕祭(マウリッド・ナビ / Anniversary of the birth of Prophet Mohammad / Maulid Nabi Muhammad SAW
預言者ムモハメッド(ムハンマド)の生誕を祝う祭日です。ヒジュラ暦(イスラム暦)の第3月の12日に当たる日で、イスラム世界で祝う聖者生誕祭(マウリド)の中でも、特に盛大にお祝いする日です。
国の祝日
2025年10月20日(月)ディーパバリ(光の祭典) / Deepavali
悪=暗黒に対する善=光の勝利を祝うヒンズー教最大の祝祭日です。ヒンドゥー暦のため、毎年、日にちが異なります。
2025年12月25日(木)クリスマス / Christmas / Hari Raya Natal
イエス・キリストの誕生を祝うキリスト教の祭日です。キリスト教徒以外にとっては、クリスマスショッピングやパーティーイベントを楽しむ日というニュアンスです。
国の祝日
2025年12月26日(金)有給休暇取得奨励日 / Cuti Bersama
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