多様な顔を見せるシンガポールの祝祭日
多民族国家のシンガポールでは、キリスト教、仏教、イスラム教、ヒンドゥー教など各宗教ごとに祝祭日があり、多民族都市国家の顔を見ることができます。
宗教関連の祝祭日は、それぞれの暦ごとに定められているため、年によって日にちが変わる移動祝祭日です。
なお、日曜日が祝日に当たる場合は、翌日の月曜日が振替休日となります。
シンガポール人材開発省(Ministry of Manpower)は2024年5月24日(水)、2024年のシンガポールの祝日を正式に発表しています。
Public Holidays – Ministry of Manpower
シンガポールで最も重要な祝日である旧正月(春節)元旦は、2024年は2月10日(土)です。前日の2月9日(金)が除夕と呼ばれる旧暦の大晦日に当たります。
2024年シンガポールの祝日/休日
※赤字が国の祝日です。
- 2024年1月1日(月)元旦 / New Year’s Day
- シンガポールの元旦は、大晦日からカウントダウンを楽しむ人々で非常に賑わいます。ことにオーチャードからサンテックシティーにかけては非常に大きな大賑わいを見せます。
- 2024年1月15日(月)~18日(木)ポンガル収穫祭 / Pongal Harvest Festival
- ポンガル(Pongal)は、主に南インドのタミル・ナードゥ州を中心に行われる収穫祭です。1月中旬、収穫の源である太陽神「スリヤ」(Suriya)に感謝を捧げる農民のお祭りです。シンガポールのリトル・インディアでも盛大にお祝いします。
- 2024年1月25日(木)タイプーサム / Thaipusam
- ヒンドゥー暦10月に行われる祭りです。ヒンドゥー教のスブラマニアム神に病気の治癒を願い、感謝の証として体に牛糞の灰を体中に塗り、針や串を刺して練り歩く行事です。シンガポールでは、リトルインディアのスリ・スリニバサ・ペルマル寺院からタンクロードのスリ・タンダユタユタバニ寺院までヒンドゥー教徒が練り歩きます。毎年、日にちが変わります。
- 2024年2月10日(土)・11日(日)春節(中国暦正月) / Chinese New Year
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華人系が人口の約8割近くを占めるシンガポールでは、旧正月は盛大に祝われます。2月9日(金)が旧暦の大晦日(除夕)にあたり、元旦は2月10日(土)です。チャイナタウンでは毎夜、様々な行事が行われます。また、旧正月前の2~3週間には、オーチャードやチャイナタウン等でチャイニーズ・ニュー・イヤー・セールが開催されます。
2024年は2月12日(月)が振替休日となります。 - 2024年2月 チンゲイ / Chingay
- 春節(中国暦正月)を祝って、アジア最大規模のパレード「チンゲイ・パレード」が大々的に開催されます。時期的には、旧正月後に開催されます。例年、マリーナベイ地区のF1ピットビルディング(観覧車シンガポールフライヤー横)を会場に、様々な山車とパフォーマンスが繰り広げられます。
参照 Chingay - 2024年3月20日(水)春分の日 / Spring Equinox Day
- 2024年4月4日(木)清明節(Qing Ming Festival
- 冬至の日から106日目に当たる日で、華人系のお墓参りの日となっています。日本でのお盆に相当します。
- 2024年3月29日(金)聖金曜日 / Good Friday
- 春分の日後の最初の満月の次の日曜日が復活祭(イースター)です。聖金曜日は、この復活祭の前の金曜日にあたる日で、イエス・キリストの受難と死を記念する日です。「受難日」「受苦日」とも呼ばれます。復活祭は十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念・記憶するキリスト教において最も重要な祝祭日です。
- 2024年4月10日(水)ハリ・ラヤ・プアサ(イスラム断食明け)/ Hari Raya Puasa
- ハリ・ラヤ・プアサは、イスラム教における最大の祭日です。イスラム世界ではイード・アル=フィトル(Eid Al-Fitr)と呼ばれ、ヒジュラ暦第10月1日・2日に断食(ラマダン)を終えたことを盛大に祝う祭日です。毎年、日にちが変わります。
- 2024年5月1日(水)メーデー(労働者の日)/ Labour Day
- 毎年5月1日、世界各地で春の訪れを祝ったり、労働者による祭典が開かれます。シンガポールでも国の祝日となっています。
- 2024年5月12日(日)母の日 / 母親節
- シンガポールでは、日本と同じく毎年5月の第2日曜日が母の日となっています。母親を囲みレストランなど食事をしたり、花を贈る習慣があるそうです。
- 2024年5月22日(水)ベサック・デー(釈迦誕生祭)/ Vesak Day
- 旧暦4月8日がお釈迦様の誕生日に当たりますが、一般的には旧暦4月15日にお祝いします。シンガポールでは国が定めた祝日となっています。仏教徒は、花やフルーツ、お供え物を持って仏教寺院に行き、親しい者同士で贈り物を交換して一日を過ごします。日本で花祭りと呼ばれている日です。旧暦のため毎年、日にちが変わります。
- 2024年6月16日(日)父の日 / 父親節
- シンガポールでは、日本と同じく毎年6月の第3日曜日が父の日となっています。
- 2024年6月10日(月)端午節 / ドラゴン・ボート・レース / Dragon Boat Festival
- 農暦の5月5日に無病無災を祈る日です。古代中国詩人・屈源が悪政を憂いて入水自殺したことを偲んで、ドラゴンボートレースが開催されます。屈原が投身自殺した日を悼み、シ例年、ペドック貯水池でドラゴン・ボート・レースが催されます。
- 2024年6月17日(月)ハリ・ラヤ・ハジ(メッカ巡礼祭)/ Hari Raya Haji
- イスラム教の宗教的な祭日です。イスラム世界ではイード・アル=アドハー(Eid Al-Adha)と呼ばれ、ヒジュラ暦の12月10日からメッカに向かって歩く巡礼の時です。日本では犠牲祭とも呼ばれています。イスラム教徒、お祈りを捧げます。ヒジュラ暦のため毎年、日付が変わります。
- 2024年8月9日(金)独立記念日 / National Day
- 1965年8月9日にシンガポールがマレーシア連邦から都市国家として分離独立したことを記念する祝日です。例年、国会議事堂前のパダンやナショナル・スタジアムでは、シンガポールの各民族、学生、軍隊などによる建国記念日パレードが行われ、花火が打ち上げられます。
- 2024年8月18日(日)中元節 / Festival of the Hungry Ghosts
- 旧暦の7月15日、お盆にあたる日です。お供え物を家の前に置き、紙で出来た紙幣・金紙を燃やし、先祖の霊を招き入れます。チャイナタウンではチャイニーズ・オペラの小屋が建ちます。
- 2024年9月17日(火)中秋節 / Mid Autumn Festival
- 旧暦の8月15日に当たる日で、日本では十五夜として知られます。シンガポールでは、ランタン(提灯)を灯し、お供え物を捧げて、月に願をかけます。華人系の人々が月餅を食べる習慣があるため、デパートからスターバックスやハーゲンダッツに至るまで多種多様な月餅商戦を繰り広げます。またチャイナタウンは約1カ月間、煌びやかにライトアップされます。
- 2024年9月22日(日)秋分の日 / Autumnal Equinox Day
- 2024年10月1日(火)~10月31日(木)シンガポール・フード・フェスティバル / Singapore Food Festival
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今年で第31回目を迎える「シンガポール・フード・フェスティバル」は、従来7月~8月に開催されてきたシンガポールの食の祭典です。2024年から開催時期・内容を一新し、10月の開催されます。大規模イベントから小規模イベントまで様々な食関連のイベントが催されます。
参照 Singapore Food Festival - 2024年10月31日(木)ディーパバリ(ディワリ/光の祭典)/ Deepavali(Diwali)
- インド古来の叙事詩「ラーマヤナ」に由来するヒンドゥー教で一番大きな祝祭日です。悪=暗黒に対する善=光の勝利を祝う、別名「光の祭典」。リトルインディア付近は美しくライトアップされ、ストリート・カーニバルもあります。ことにスリ・スリニバサ・ペルマル寺院が豪華なことで知られています。ヒンドゥー暦のため毎年、日付が変わります。
- 2024年12月25日(水)クリスマス / Christmas Day
- キリストの生誕を祝う祝日です。11月下旬から1月初旬にかけてはクリスマス・セールが開催され、ベスト・イルミネーション賞を競ってオーチャードロードを初めとする繁華街のビル群が豪華なイルミネーションで光り輝きます。
2025年シンガポールの祝日/休日
シンガポール人材開発省(Ministry of Manpower)が2025年のシンガポールの祝日を正式に発表しています。
参照:Public Holidays – Ministry of Manpower
シンガポールで最も重要な祝日である旧正月(春節)の元旦は、2025年は1月29日(水)です。前日の1月28日(火)が除夕と呼ばれる旧暦の大晦日に当たります。
※赤字が国の祝日です。
- 2025年1月1日(水)元旦 / New Year’s Day
- シンガポールの元旦は、大晦日からカウントダウンを楽しむ人々で非常に賑わいます。ことにオーチャードからサンテックシティーにかけては非常に大きな大賑わいを見せます。
- 2025年1月14日(火)~17日(金)ポンガル収穫祭 / Pongal Harvest Festival
- ポンガル(Pongal)は、主に南インドのタミル・ナードゥ州を中心に行われる収穫祭です。1月中旬、収穫の源である太陽神「スリヤ」(Suriya)に感謝を捧げる農民のお祭りです。シンガポールのリトル・インディアでも盛大にお祝いします。
- 2025年1月29日(水)・30日(木)春節(中国暦正月) / Chinese New Year
- 華人系が人口の約8割近くを占めるシンガポールでは、旧正月は盛大に祝われます。2月9日(金)が旧暦の大晦日(除夕)にあたり、元旦は2月10日(土)です。チャイナタウンでは毎夜、様々な行事が行われます。また、旧正月前の2~3週間には、オーチャードやチャイナタウン等でチャイニーズ・ニュー・イヤー・セールが開催されます。
- 2025年2月 チンゲイ / Chingay
- 春節(中国暦正月)を祝って、アジア最大規模のパレード「チンゲイ・パレード」が大々的に開催されます。時期的には、旧正月後に開催されます。例年、マリーナベイ地区のF1ピットビルディング(観覧車シンガポールフライヤー横)を会場に、様々な山車とパフォーマンスが繰り広げられます。
参照 Chingay - 2025年2月11日(火)タイプーサム / Thaipusam
- ヒンドゥー暦10月に行われる祭りです。ヒンドゥー教のスブラマニアム神に病気の治癒を願い、感謝の証として体に牛糞の灰を体中に塗り、針や串を刺して練り歩く行事です。シンガポールでは、リトルインディアのスリ・スリニバサ・ペルマル寺院からタンクロードのスリ・タンダユタユタバニ寺院までヒンドゥー教徒が練り歩きます。毎年、日にちが変わります。
- 2025年3月20日(木)春分の日 / Spring Equinox Day
- 2025年3月31日(月)ハリ・ラヤ・プアサ(イスラム断食明け)/ Hari Raya Puasa
- ハリ・ラヤ・プアサは、イスラム教における最大の祭日です。イスラム世界ではイード・アル=フィトル(Eid Al-Fitr)と呼ばれ、ヒジュラ暦第10月1日・2日に断食(ラマダン)を終えたことを盛大に祝う祭日です。毎年、日にちが変わります。
- 2025年4月4日(金)清明節(Qing Ming Festival
- 冬至の日から106日目に当たる日で、華人系のお墓参りの日となっています。日本でのお盆に相当します。
- 2025年4月18日(金)聖金曜日 / Good Friday
- 春分の日後の最初の満月の次の日曜日が復活祭(イースター)です。聖金曜日は、この復活祭の前の金曜日にあたる日で、イエス・キリストの受難と死を記念する日です。「受難日」「受苦日」とも呼ばれます。復活祭は十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念・記憶するキリスト教において最も重要な祝祭日です。
- 2025年5月1日(木)メーデー(労働者の日)/ Labour Day
- 毎年5月1日、世界各地で春の訪れを祝ったり、労働者による祭典が開かれます。シンガポールでも国の祝日となっています。
- 2025年5月11日(日)母の日 / 母親節
- シンガポールでは、日本と同じく毎年5月の第2日曜日が母の日となっています。母親を囲みレストランなど食事をしたり、花を贈る習慣があるそうです。
- 2025年5月12日(月)ベサック・デー(釈迦誕生祭)/ Vesak Day
- 旧暦4月8日がお釈迦様の誕生日に当たりますが、一般的には旧暦4月15日にお祝いします。シンガポールでは国が定めた祝日となっています。仏教徒は、花やフルーツ、お供え物を持って仏教寺院に行き、親しい者同士で贈り物を交換して一日を過ごします。日本で花祭りと呼ばれている日です。旧暦のため毎年、日にちが変わります。
- 2025年5月31日(土)端午節 / ドラゴン・ボート・レース / Dragon Boat Festival
- 農暦の5月5日に無病無災を祈る日です。古代中国詩人・屈源が悪政を憂いて入水自殺したことを偲んで、ドラゴンボートレースが開催されます。屈原が投身自殺した日を悼み、シ例年、ペドック貯水池でドラゴン・ボート・レースが催されます。
- 2025年6月7日(土)ハリ・ラヤ・ハジ(メッカ巡礼祭)/ Hari Raya Haji
- イスラム教の宗教的な祭日です。イスラム世界ではイード・アル=アドハー(Eid Al-Adha)と呼ばれ、ヒジュラ暦の12月10日からメッカに向かって歩く巡礼の時です。日本では犠牲祭とも呼ばれています。イスラム教徒、お祈りを捧げます。ヒジュラ暦のため毎年、日付が変わります。
- 2025年6月15日(日)父の日 / 父親節
- シンガポールでは、日本と同じく毎年6月の第3日曜日が父の日となっています。
- 2025年8月9日(土)独立記念日 / National Day
- 1965年8月9日にシンガポールがマレーシア連邦から都市国家として分離独立したことを記念する祝日です。例年、国会議事堂前のパダンやナショナル・スタジアムでは、シンガポールの各民族、学生、軍隊などによる建国記念日パレードが行われ、花火が打ち上げられます。
- 2025年9月6日(土)中元節 / Festival of the Hungry Ghosts
- 旧暦の7月15日、お盆にあたる日です。お供え物を家の前に置き、紙で出来た紙幣・金紙を燃やし、先祖の霊を招き入れます。チャイナタウンではチャイニーズ・オペラの小屋が建ちます。
- 2025年10月6日(月)中秋節 / Mid Autumn Festival
- 旧暦の8月15日に当たる日で、日本では十五夜として知られます。シンガポールでは、ランタン(提灯)を灯し、お供え物を捧げて、月に願をかけます。華人系の人々が月餅を食べる習慣があるため、デパートからスターバックスやハーゲンダッツに至るまで多種多様な月餅商戦を繰り広げます。またチャイナタウンは約1カ月間、煌びやかにライトアップされます。
- 2025年9月23日(火)秋分の日 / Autumnal Equinox Day
- 2025年10月20日(月)ディーパバリ(ディワリ/光の祭典)/ Deepavali(Diwali)
- インド古来の叙事詩「ラーマヤナ」に由来するヒンドゥー教で一番大きな祝祭日です。悪=暗黒に対する善=光の勝利を祝う、別名「光の祭典」。リトルインディア付近は美しくライトアップされ、ストリート・カーニバルもあります。ことにスリ・スリニバサ・ペルマル寺院が豪華なことで知られています。ヒンドゥー暦のため毎年、日付が変わります。
- 2025年12月25日(木)クリスマス / Christmas Day
- キリストの生誕を祝う祝日です。11月下旬から1月初旬にかけてはクリスマス・セールが開催され、ベスト・イルミネーション賞を競ってオーチャードロードを初めとする繁華街のビル群が豪華なイルミネーションで光り輝きます。