無機質な銀色の壁の向こうから、一斉に焚かれるフラッシュ。足早に会場へ向かうファッショニスタたちの高揚。2月のソウル。熱い視線が注がれる5日間、ソウルファッションウィークがいよいよ幕を開けます。加工なしの熱量と、現場の空気に触れる舞台。
ランウェイを彩る最新モード。会場外に溢れる自由なスタイル。2026年2月、トレンドが生まれる瞬間に立ち会う旅が始まります。
2026年〜2028年 開催スケジュール予定
ソウルファッションウィークは、毎年2月(秋冬)と9月(春夏)の年2回開催されます。2025年9月の前シーズン(26SS)を経て、2026年2月に秋冬の最新トレンドが披露されます。現時点での開催日程は以下の通りです。
- 2026年2月17日(火)~2月21日(土)
- 2027年2月上旬(予定)
- 2028年2月上旬(予定)
※例年、9月にも翌シーズンに向けたコレクションが開催されます。
会場周辺は、新作の展示や関連イベントが目白押し。ビジネスの場でありながら、一般客もその熱量を共有できる開放的な空気感はソウルならでは。公式発表を軸に滞在プランを最適化するのがスマートです。
世界が注目。アジアから発信される新しいモード
ソウルは今、重要なファッション指標の一つとして定着しています。毎年、世界各地から数百名の有力バイヤーや海外メディアが集結し、アジアの流行発信地として揺るぎない地位を確立。K-POPスターがフロントロウを飾り、音楽やアートがクロスオーバーする演出は、一つの総合芸術として成立しています。
伝統を突き破るスピード感。ルールよりも個性を尊重する自由なマインド。ソウル独自のクリエイティビティが、世界中のファッショニスタを惹きつけます。
メイン会場「東大門デザインプラザ(DDP)」の圧倒的造形
視界に飛び込むのは、巨大な宇宙船を彷彿とさせる流線型のフォルム。建築家ザハ・ハディッド氏の手による東大門デザインプラザ(DDP / 동대문디자인플라자)は、それ自体が巨大なアート。うねるようなシルバーの壁面が、訪れる人々の多種多様な装いを鮮やかに引き立てます。
広大な敷地を歩けば、ショーを控えたモデルや関係者、思い思いのスタイルを楽しむ人々が交差する、濃密な交差点。立ち止まるだけで、クリエイティブな「今」が肌に伝わる特別なロケーション。
撮影に最適。DDPで押さえておきたい3スポット
フォトジェニックな一枚を狙うなら、以下の3スポットは外せません。1つ目は、DDPデザインラボ(旧デザイン支援センター)内にあり、幾何学的な曲線が美しいアリュム階段。2つ目は、建物のスケール感を背負える屋外ブリッジ。そして3つ目は、かつてLEDバラ園があった芝生広場周辺。現在は開放的な憩いの場となり、建築が織りなす余白を活かした、ドラマチックな構図が自然に成立します。
憧れのランウェイをその目で!チケット入手のヒント(一般観覧向け)
一般の観光客でも、ランウェイショーを観覧できる可能性は十分にあります。まずは開催1か月前から告知される一般招待券の事前応募を。当選は狭き門ですが、本場のショーを体感できる貴重な機会です。
抽選に漏れても、各ブランドの公式SNSを注視してください。直前に先着順の招待が行われたり、DDP会場で当日券や一般観覧枠が提供されるケースもあります。特に若手デザイナーのショーは枠が広めに設定される傾向にあるため、情報収集の粘り強さが結果を分けます。
チケット不要。誰でも楽しめる3つの参加スタイル
ショーのチケットがなくとも、楽しみ方は尽きません。会場外の「ストリート」にこそ、ソウルファッションウィークの真髄が潜んでいます。
1. ストリートスナップの現場に身を置く
DDP中央の広い通路付近は、世界中のカメラマンが集うホットスポット。自慢のコーディネートで堂々と歩けば、思わぬメディアからレンズを向けられることも。自分を表現し、他者に認められる。その瞬間、あなたもイベントの一部になる。
2. フォトウォールでスターのオーラを浴びる
会場入りするK-POPアイドルや俳優。彼らが立つフォトウォール前は、一斉に放たれるフラッシュと歓声で熱狂の渦に包まれます。画面越しに見ていたスターを間近で感じるひとときは、冬の寒さを忘れさせるほど刺激的です。
3. ポップアップストアで新作をチェック
ブランド主催の体験型ブースやポップアップも多数出展。未発売アイテムの展示や、限定ノベルティの配布など、一般来場者向けのコンテンツが充実しています。最新トレンドを直に手に取り、その手触りまで確かめる贅沢な時間です。
モデルプラン:感性を満たす1日の過ごし方
午後はDDPの熱狂の中で、ストリートスナップや限定ブースを巡り、お気に入りのスポットで撮影。夕方、会場を後にしたらそのまま隣接する東大門ショッピングエリアへ向かいましょう。ショーで得たインスピレーションを、その日のうちに自分のクローゼットへ。そのスピード感こそが、ソウルらしさ。
旅のヒント&アイデア
- 防寒と「クアンク」の両立:2月のソウルは極寒。ロングコートや厚手インナー、手袋は必須。作り込みすぎない抜け感のあるスタイル、通称「クアンク(꾸안꾸 / 着飾っているようで着飾っていないの意)」で、スマートにこなすのが現地流。
- Instagramで「今」を追う:最新スケジュールやゲリライベントは公式Instagram(@seoulfashionweek_official)が最速。常にアンテナを張り、チャンスを逃さない。
- 敬意を持って撮影を楽しむ:モデルや来場者を撮る際は、会釈や一言の挨拶を。最低限のマナーが、イベントをより心地よいものに変えてくれます。
- 眠らない街、東大門を活用:周辺施設は深夜まで営業。イベントの余韻をそのままナイトショッピングに繋げるのが、賢い滞在スタイル。
東大門デザインプラザ(DDP)へのアクセス(行き方)
東大門エリアの中心に位置。地下鉄からのアクセスもスムーズです。
- 地下鉄 2・4・5号線「東大門歴史文化公園駅」1番出口直結
- バス 「東大門歴史文化公園」バス停下車すぐ
まとめ:新しい自分をアップデートする旅
2026年2月のソウルファッションウィーク。ここはトレンドの最先端に触れ、新しい自分を再確認できる場所。街全体が発するポジティブな熱気に身を任せれば、自然と、自分のスタイルが輪郭を帯びてきます。
ランウェイの先にある、まだ見ぬインスピレーション。極寒のソウルで、あなたの感性が最も鋭く研ぎ澄まされる5日間を、ぜひその目で目撃してください。
- イベント名
- ソウルファッションウィーク(Seoul Fashion Week / 서울패션위크)
- 開催場所
- 東大門デザインプラザ(DDP)、およびソウル市内主要スポット
- 公式サイト
- Seoul Fashion Week
- seoulfashionweek
- hionweek_official 서울패션위크
