ミャンマーの空の玄関口であるヤンゴン国際空港は、ヤンゴン市内中心部ダウンタウンから北に約19kmほど離れた距離に位置しています。
ヤンゴン国際空港からヤンゴン市内中心部ダウンタウンへのアクセス方法/行き方を紹介します。
ヤンゴン国際空港から市内へのアクセス / 行き方
ヤンゴン国際空港からヤンゴン市内中心部ダウンタウンまでのアクセス方法は4種類あります。
- エアポート・シャトルバス
- タクシー
- 配車アプリ「Grab」の利用
- 車のチャーター
以下、一つずつ詳細に説明します。
ヤンゴン国際空港からエアポート・シャトルバスでヤンゴン市内へアクセス
一番格安なアクセス方法が、ヤンゴン国際空港と市内を巡回するエアポート・シャトルバスです。2018年6月20日に開設された新しい交通手段です。
エアポート・シャトルバスは、ヤンゴン国際空港の国際線ターミナルを出発して、国内線ターミナルに停車。ついで、ピィ・ロード(Pyay Road)経由し、インヤー湖の東側を回ってヤンゴン・セントラル駅まで行きます。
さらに、ヤンゴンの代表的な観光スポットであるスーレー・パゴダ(Sule Pagoda)を通り、ヤンゴン動物園(Yangon Zoo)、シュエダゴン・パゴダ(Shwedagon Pagoda)などを経由してインヤー湖の東側を周って、カバーエー・パゴダ(Kabar Aye Pagoda)を経由して、再びヤンゴン国際空港へと戻る巡回路線で運行しています。
シャトルバスは、嬉しいことに24時間運行で、10分~15分間隔で運行しています。
ヤンゴン国際空港からヤンゴン中央駅までの所要時間は1時間~1時間30分が目安です。
※ラッシュアワーの時間帯は市内の渋滞が酷いため、2時間近くかかることもあるようです。
料金はどこで降りても一律500MMK(約35円)。格安ですね!
ヤンゴン国際空港のエアポート・シャトルバス乗り場
ヤンゴン国際空港の国際線発着ターミナルは「ターミナル1 / Terminal 1」になります。
エアポート・シャトルバスの乗り場は、ターミナル1の到着ロビーの「3番出口」から外に出て、目の前の走る道の向こう正面当たりです。
そこで、到着ロビーを背にして横断歩道を渡り、少し右手にある歩道橋の階段の登り口付近を目指します。するとバス停があります。
エアポート・シャトルバスは屋根が赤、ボディが白の車体が目印です。
エアポート・シャトルバスの乗車方法
エアポート・シャトルバスは、前方乗車、後方降車です。
バス運賃の500MMKは、バス乗車時に運転席の横にある運賃箱に入れる仕組みです。
お釣りは出ないため、必ず事前に小額紙幣を用意しておく必要があります。空港で両替する時に、小額紙幣を混ぜてくれるよう頼んでみましょう。
空港のATMを利用すると(国際線のターミナル1の到着ロビーの左端にあります)は、高額紙幣の10,000MMK札ばかりになります。そこで、空港内にあるコンビニなどを利用して小額紙幣に崩しましょう。
バスの車内では、次のバス停留所がビルマ語で電光表示されます。また、またバス停のアナウンスがあります。でも読めない・聞き取れない、ですね。
そこで、なるべく運転手近くに座るなりして、スマホで地図アプリを表示して、目的のバス停留所の近くに来たら後方ドアの脇にあるブザーを押して、バスを降りるなどの工夫をしましょう。
なお、エアポート・シャトルバスの利用者は現地の方がメインです。バス車内にはスーツケース置き場は有りません。大きな荷物がある方には向いていません。
でも、市内を走る他の路線バスとは違って、エアポート・シャトルバスは新しい車体。クーラーも効いています。
ヤンゴン国際空港からタクシーでヤンゴン市内へアクセス
到着ロビーには、タクシーの客引きが沢山います。タクシーはメーター制ではなく、事前交渉する形になります。
中には法外な料金をふっかけてくることもあるので、注意が必要です。
値段交渉が苦手な方は、到着ロビーにあるタクシーカウンターでタクシーを頼むこともできます。
タクシーカウンターで申し込みを行うと、その分、手数料が取られますが、スタッフの方が乗車するタクシーまで案内してくれるはずです。
ヤンゴン国際空港からヤンゴン市内中心部までのタクシー料金は、1人15000MMK(約1000円)が目安です。
※到着ロビーのインフォメーションカウンターでタクシーの相場料金を確認してみましょう。
所要時間は30~40分が目安です。朝晩のラッシュアワーの時間帯だと、1時間30分以上かかることもあるようです。
配車アプリ「Grab」の利用
ヤンゴンでは、配車アプリの「Grab」を利用することができます。そこで、「Grab」を利用して空港にタクシー呼び、ヤンゴン市内へと移動することができます。
※「Uber」は2018年4月に東南アジアから完全撤退し、「Grab」が事業を引き継いでいます。
「Grab」の良い点は、配車をお願いする時点で、事前に料金が決まっていることです。支払い決済はアプリ内で行うため、面倒な交渉の手間がなく、金銭の受け渡しもありません。
遠回りして料金を割増されたり、料金をごまかされたりする心配もないため、安心して利用することができます。また、地図上で行き先を指定するので、言葉が分からなくても使うことができます。ドライバーの評価が見れることも◎ですね。
ただし、配車アプリ「Grab」を利用するに際しては、事前にアプリをインストールして決済方法などを設定しておく必要があります。
また、ネット環境も必須です。ミャンマーで使えるSIMカードやポケットWiFiを入手しておきましょう。
ミャンマーで使えるSIMカードやポケットWiFiが無い場合でも、ヤンゴン国際空港の無料WiFiする手があります。
ヤンゴン国際空港の無料WiFiは、スマートフォンやパソコンのWiFi設定画面から「REDLINK_WIFI_YI…」のネットワークを選択して利用することができます。
空港で車をチャーターする方法
グループ旅行やビジネス目的でヤンゴン市の各所を回りたいといったケースでは、旅行代理店を利用して、車をチャーターする方法があります。
車をチャーターすることで、移動のたびにタクシーを捕まえて料金交渉をする、といった煩わしい手間と時間を省くことができます。
到着ロビーにある旅行代理店のカウンターで申し込むことができます。
旅行代理店によって、セダン、ワゴン、ミニヴァンなどの車種を用意しており、チャーターする期間も4時間、8時間、丸1日プランなどが用意されています。