ネパールの基本知識
正式名称 | ネパール連邦民主共和国 英語:Federal Democratic Republic of Nepal ※2020年9月27日、正式国名を「ネパール連邦民主共和国」から政体名を含まない「ネパール」とする閣議決定をしています。 |
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首都 | カトマンズ(Kathmandu) |
面積 | 14万7181km2。北海道の約1.8倍の広さです。 |
人口 | 3042万4878人(2020年総計) |
政治体制 | 2008年に、240年続いたネパール王国(ゴルカ朝)が正式に廃止され、連邦共和制となっています。 |
民族構成 | チェトリ15.5%、丘陵ブラーマン12.5R、マガール族7%、タルー族6.6%タマン族5.5%、ネワール族5.4%、イスラム教徒4.2%、他。 |
言語 | 公用語はネパール語。ネパール語を話す人口の割合は47.8%。政府・企業・教育機関などでは、英語も広く話されています。 |
宗教 | ヒンドゥー教徒80.6%、仏教徒10.7%、イスラム教徒4.2%、 キラント教徒3.6%、 その他0.9%(2001年センサス)。なお、以前はヒンドゥー教を国教としていましたが、2006年5月18日に世俗国家となっています。 |
国歌 | 何百もの花からなる我ら / Sayaun Thunga Phulka Hami / We are Hundreds of Flowers ネパール国歌の詳細、歌詞、視聴。 |
時差 |
グリニッジ標準時+5.45時間。日本とスリランカの間には-3時間15分の時差があります。日本が正午の時、スリランカは午前8時45分です。 サマータイムは導入されていません。 |
ネパール旅行基本情報
- ビザとパスポート
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【ビザ】日本人が観光目的でネパールに入国する場合、観光ビザが必須です。観光ビザは、在日ネパール大使館や総領事館で予め取得するか、あるいはネパール到着時に空港や国境のイミグレーションオフィスで取得することも可能です。
ビザ代金は、15日間30USドル、30日間50USドル、90日間125Uドル。
また、事前にネットでのオンライン申請することもできます。
AVAILABLE SERVICES(英語)
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【パスポート】ビザ申請時に、パスポートの有効期限が6ヶ月以上あること、またビザ用の余白が最低1ページあることが必要です。
※ビザ・パスポート等の情報は、予告なく変更されることがあります。必ず大使館、領事館、旅行会社でご確認ください。 - 通貨/貨幣
- ネパールの通貨単位はルピー(Rupee)、Rsと表記されます。補助通貨はパイサ(Paisa)で、Rs1=P100。ただしパイサはあまり流通していません。
町中では、Rs1、Rs2の硬貨、Rs5、10、20、50、100、500、1000の紙幣が通流しています。
多くのホテルやショップでは、USドルも使えます。
1ネパール・ルピー≒0.94円(2021年9月25日時点)。 - 税金
- 一般的なショップでは税金はかかりません。中級以上のホテルや観光客向けのレストランでは、13%の税金と10%のサービスチャージを取るところがあります。
- チップについて
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ネパールにはチップの習慣があります。観光客レストランでは総額の10%程度がチップの目安。10%のサービスチャージが加算されている場合は不要です。
高級・中級ホテルでは、Rs10~20程度が目安です。
旅行ガイドには、1日の市内観光ガイドでRs500~700が目安。トレッキングのガイドはRs400~500が目安。ポーターはRs200~300くらいから。 - 電圧と電源プラグ
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電圧は220V、周波数は50Hzです。
電源プラグの形状は、3ピンのBタイプと、2ピンのCタイプの電源プラグ使用されています。マルチタイプのプラグを準備しておくと便利です。
日本の電化製品を使用する場合は、海外用の電圧切替機能が付いたもの以外は変圧器とプラグアダプターが必要です。 - ビデオ方式
- 【ビデオ方式】ネパールのテレビ・ビデオはPAL方式を採用しています。日本やアメリカが採用しているNTSC方式とは異なるため、一般的な日本国内用ビデオデッキでは再生できません。ちなみに、インドネシア、シンガポール、タイ、ブルネイ、ベトナム、ラオスなど東南アジアの多くの国でもPAL方式を採用しています。
- DVD方式
- 【DVD方式】ネパールのDVDソフトのリージョンコードは「5」です。一方、日本のリージョンコードは「2」です。そのため、「Allcode」と明記されているDVDでない限り、日本では見ることができません。
- 気候と服装
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ネパールの気候は、亜熱帯気候に区分されます。大ざぱに見ると、5月末~9月中旬までが雨季、9月中旬~5月末まで乾季となります。
旅行に適しているシーズンは、雨季のスコールがなく、寒さも厳しくない10月・11月、そして3月・4月がベストシーズンとされています。 - 飲み水
- 生水は飲まないほうが良いでしょう。町中のスーパーや雑貨店でミネラルウォーターを手軽に購入できます。1リットル入りのペットボトルがRs15~50程度。ミネラルウォーターが入手できない場合は、煮沸した水(マレコパニ)を頼みましょう。
- マナー
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頭は最も神聖な部位のため、子供の頭を撫でてはいけません。
足は体の中で不浄な部位のため、触らないようにしましょう。また、左手は不浄とされているため、食べ物を持ったり、握手してはいけません。
女性は、胸や足を露出する服装は慎しみましょう。
2011年から、公共の場所での喫煙は禁止されています。