2024年・2025年版台湾の祝日・祭日・休日カレンダー

Taiwan Chinese New Year

Photo: Lisanto 李奕良

台湾を訪れる旅行者にとって気になるのは台湾の祝日/休日です。

台湾の祝祭日には、新暦(太陽暦)によるものと、旧暦(太陰暦、農暦)によるもの2種類あります。旧暦に基づいた祝日は、毎年日付が変わります。

台湾では、祝日が土・日曜日に重なる場合、振替休日はありませんでしたが、2015年から土曜日が祝日の場合、前日の金曜日が振替休日に、日曜日が祝日の場合は次の日の月曜日が振替休日となっています。

2024年以降は、旧暦大晦日の前日と、児童節及び民族掃墓節のみ、振替出勤日を設定できるように変更されています。「振替出勤日」の設定日は、「当該週または翌週の土曜日」です。この変更により、2024年は3日以上の連休が大きく減少します。

2024年台湾の祝日・休日・記念日カレンダー

台湾の祝日(休日)は、毎年5月末頃~6月に台湾の行政院人事総処が公的機関の勤務日および休日・祝日を発表しています。2024年の祝日は、2023年5月25日に発表されています。

参照 中華民國一百一十三年政府行政機關辦公日曆表

2024年台湾の休日・祝日・祭日カレンダー

台湾で最も重要な祝日である春節(旧正月)は、2024年2月8日(木)~2月14日(水)まで、7連休となります。

以下、赤字が法定祝日です。

2024年1月1日(月)元旦・中華民国開国記念日
西暦の元旦は、台湾では1912年1月1日に中華民国臨時政府が成立した祝日となっています。政府主催による式典などが開催されます。
また、台湾各地域で新暦の年越しが祝われます。ことに台北101で行われる年末年始のカウントダウン・イベントは有名で、打ち上げ花火が上がります。
2023年12月30日(土)開国記念日からの3連休となります。
2024年2月8日(木)~2月14日(水)春節(中国暦正月/旧正月)
春節は、台湾の三大節句(春節・端午節・中秋節)の中で最重要な祝日です。「恭禧恭禧(おめでとう)」と言い合って祝います。2024年は2月9日(金)が旧暦の大晦日(除夕)、2月10日(土)が旧暦の元旦です。2月10日(土)~12日(月)がお正月三ヶ日です。期間中は公共施設、商店、レストランなどのほとんどが休業するため、旅行される方は注意が必要です。
2024年の春節は2024年2月8日(木)~2月14日(水)までの7連休となります。
2024年2月24日(土)元宵節(ランタン祭り)
旧暦の1月15日は旧暦の年初の満月の日にあたります。夜に精霊を見るため提灯を灯して飾り、「元宵団子」を食べる習慣があります。
また、台湾各地でランタン・フェスティバルが行われます。中でも、台湾を代表する「台湾ランタンフェスティバル」は、台湾各都市の立候補制で開催されます。2024年は台南で開催。
2024年2月28日(水)和平記念日(二・二八事件記念日)
1947年に起こった二・二八事件を記念する日です。1999年から祝日となっており、平和イベントが開催されます。
2024年3月8日(金)国際女性デー / 婦女節
国連が定めた、女性の地位向上、女性差別の払拭等を目指す国際的な連帯と統一行動の日です。国際婦人の日、国際婦人デー、国際女性の日とも呼ばれています。かつては祝日でしたが、現在は違います。なお、国連開発計画(UNDP)が発表している男女格差を表す指数によると、台湾の男女平等はアジアトップです。
2024年4月4日(木)児童節・清明節(民族掃墓節)
児童節はいわゆる「こどもの日」です。台湾では2011年から祝日となっています。
清明節は家族全員で祖先の墓参りをして祖先を祀る日です。この期間、交通機関は帰省ラッシュで非常に混雑するため、旅行される方は注意が必要です。
2024年は4月4日(木)~7日(日)まで、4連休となります。
22024年5月1日(水)労働節(メーデー/May Day)
労働者の祝日となっています。大都市ではデモ行進やデモ集会が行われ、交通規制等が行われるようです。
2024年5月12日(日)母親節
日本と同じく、台湾でも毎年5月の第2日曜日が母の日です。母親を囲みレストランなどで外食をする習慣があるため、人気レストランは混み合うようです。
2024年6月10日(月)端午節
旧暦の5月5日に祝う祝日です。三大節句の一つで、古代中国詩人・屈源が悪政を憂いて入水自殺したことを偲んで、各地の川でドラゴンボートレースが開催されます。爆竹が鳴り響き、竹の葉で包んだ肉粽(ちまき)を食べる習慣があります。
2024年は土・日を合わせて、6月8日(土)~6月10日(月)まで3連休となります。
2024年8月8日(木)父親節
台湾では毎年8月8日が父の日です。父親を囲みレストランなどで外食をする習慣があるため、人気レストランは混み合うようです。
2024年8月10日(土)七夕情人節
旧暦の7月7日は七夕の日です。台湾では「七夕情人節」「情人節」と呼ばれ、恋人の日となっています。中国のバレンタインデーとも呼ばれており、各地で様々なイベントが開催されます。
2024年8月18日(日)中元節
旧暦の7月15日、死者の魂を送り迎えする台湾の伝統的な祭日です。日本のお盆の由来の一つと言われており、一般家庭やお店の軒先にお供えをして、線香を焚き、霊魂を慰める習慣があります。お店ではお供え物用の食品・酒類など中元節セールが大々的に催されます。
2024年9月17日(火)中秋節
旧暦の8月15日に当たる日、十五夜の満月を愛でながら秋の豊作を祝う節句です。台湾の三大節句の中でも、とりわけ大事な祭日となっています。月餅を贈答しあい、バーベキューをしながら月見をする習慣があります。
2024年9月28日(土)教師節(孔子誕生記念日)
毎年9月28日は孔子の誕生日を記念する日となっており、各地の孔子廟で祭典が開かれます。
また「教師」に当たる人に感謝する記念日にもなっています。
2024年10月10日(木)国慶節
1911年の辛亥革命の発端となった武昌起義(ぶしょうきぎ)という辛亥革命の始まりとなった日を祝う祝日です。十月十日、つまり十が2つ重なることから「雙(双)十節」とも呼ばれています。
台湾の最も重要な国家記念日とされ、台湾各地で慶祝式典、パレード、遊芸大会などが盛大に開催されます。
2024年10月11日(金)重陽節
旧暦の9月9日が五節句の一つである重陽節です。奇数は陽の数で、陽数の極である9が重なる日という陰陽思想に由来する祭日です。菊花酒を飲んだり、菊に関連するイベントが行われます。
2024年11月12日(火)国父生誕記念日
中華民国の国父、孫文が1866年11月12日に誕生したことを記念する日です。
2024年12月21日(土)冬至
冬至は1年間で太陽の位置が最も低くなる日です。台湾では「湯圓」を作って、神様や祖先を祭ったり、万事の円満と家族全員の団欒を願う習慣があります。東アジアの中華圏では重要な祭事となっています。
2024年12月25日(水)行憲記念日(憲法記念日)
1947年12月25日に「中華民国憲法」が施行されたことを記念する日です。

2025年台湾の祝日・休日・記念日カレンダー

台湾の祝日(休日)は、毎年5月末頃~6月に台湾の行政院人事総処が公的機関の勤務日および休日・祝日を発表しています。2025年の祝日は、2023年6月27日に発表されています。

参照 中華民國一百一十四年政府行政機關辦公日曆表

2025年台湾の休日・祝日・祭日カレンダー

台湾で最も重要な祝日である春節(旧正月)は、2025年1月25日(土)~2月2日(日)まで9連休となります。

以下、赤字が法定祝日です。

2025年1月1日(水)元旦・中華民国開国記念日
西暦の元旦は、台湾では1912年1月1日に中華民国臨時政府が成立した祝日となっています。政府主催による式典などが開催されます。
また、台湾各地域で新暦の年越しが祝われます。ことに台北101で行われる年末年始のカウントダウン・イベントは有名で、打ち上げ花火が上がります。
2025年2月8日(木)~2月14日(水)春節(中国暦正月/旧正月)
春節は、台湾の三大節句(春節・端午節・中秋節)の中で最重要な祝日です。「恭禧恭禧(おめでとう)」と言い合って祝います。2025年は1月28日(火)が旧暦の大晦日(除夕)、1月29日(水)が旧暦の元旦です。1月29日(水)~31日(金)がお正月三ヶ日です。期間中は公共施設、商店、レストランなどのほとんどが休業するため、旅行される方は注意が必要です。
2025年は、1月25日(土)~2月2日(日)まで9連休となります。
2025年2月12日(水)元宵節(ランタン祭り)
旧暦の1月15日は旧暦の年初の満月の日にあたります。夜に精霊を見るため提灯を灯して飾り、「元宵団子」を食べる習慣があります。
また、台湾各地でランタン・フェスティバルが行われます。中でも、台湾を代表する「台湾ランタンフェスティバル」は、台湾各都市の立候補制で開催されます。2025年は、国際空港のある桃園で開催されます。
2025年2月28日(金)和平記念日(二・二八事件記念日)
1947年に起こった二・二八事件を記念する日です。1999年から祝日となっており、平和イベントが開催されます。
2025年は翌日の土曜・日曜を含めて3連休となります。
2025年3月8日(土)国際女性デー / 婦女節
国連が定めた、女性の地位向上、女性差別の払拭等を目指す国際的な連帯と統一行動の日です。国際婦人の日、国際婦人デー、国際女性の日とも呼ばれています。かつては祝日でしたが、現在は違います。なお、国連開発計画(UNDP)が発表している男女格差を表す指数によると、台湾の男女平等はアジアトップです。
2025年4月4日(金)児童節
児童節はいわゆる「こどもの日」です。台湾では2011年から祝日となっています。
2025年4月5日(土)児童節・清明節(民族掃墓節)
清明節は家族全員で祖先の墓参りをして祖先を祀る日です。この期間、交通機関は帰省ラッシュで非常に混雑するため、旅行される方は注意が必要です。
2025年は4月3日(木)~6日(日)まで4連休となります。
22025年5月1日(木)労働節(メーデー/May Day)
労働者の祝日となっています。大都市ではデモ行進やデモ集会が行われ、交通規制等が行われるようです。
2025年5月11日(日)母親節
日本と同じく、台湾でも毎年5月の第2日曜日が母の日となっています。母親を囲みレストランなどで外食をする習慣があるため、人気レストランは混み合うようです。
2025年5月31日(土)端午節
旧暦の5月5日に祝う、中華圏の伝統的な祝祭日です。三大節句の一つで、古代中国詩人・屈源が悪政を憂いて入水自殺したことを偲んで、各地の川でドラゴンボートレースが開催されます。爆竹が鳴り響き、竹の葉で包んだ肉粽(ちまき)を食べる習慣があります。
2025年は、5月30日(金)〜6月1日(日)まで3連休となります。
2025年8月8日(金)父親節
台湾では毎年8月8日が父の日です。父親を囲みレストランなどで外食をする習慣があるため、人気レストランは混み合うようです。
2025年8月29日(金)七夕情人節
旧暦の7月7日は七夕の日です。台湾では「七夕情人節」「情人節」と呼ばれ、恋人の日となっています。中国のバレンタインデーとも呼ばれており、各地で様々なイベントが開催されます。
2025年9月6日(土)中元節
旧暦の7月15日、死者の魂を送り迎えする台湾の伝統的な祭日です。日本のお盆の由来の一つと言われており、一般家庭やお店の軒先にお供えをして、線香を焚き、霊魂を慰める習慣があります。お店ではお供え物用の食品・酒類など中元節セールが大々的に催されます。
2025年9月28日(日)教師節(孔子誕生記念日)
毎年9月28日は孔子の誕生日を記念する日となっており、各地の孔子廟で祭典が開かれます。
また「教師」に当たる人に感謝する記念日にもなっています。
2025年10月6日(月)中秋節
旧暦の8月15日に当たる日、十五夜の満月を愛でながら秋の豊作を祝う節句です。台湾の三大節句の中でも、とりわけ大事な祭日となっています。月餅を贈答しあい、バーベキューをしながら月見をする習慣があります。
2025年は、10月4日(土)~6日(月)まで4連休となります。
2025年10月10日(金)国慶節
1911年の辛亥革命の発端となった武昌起義(ぶしょうきぎ)という辛亥革命の始まりとなった日を祝う祝日です。十月十日、つまり十が2つ重なることから「雙(双)十節」とも呼ばれています。
台湾の最も重要な国家記念日とされ、台湾各地で慶祝式典、パレード、遊芸大会などが盛大に開催されます。
2025年は、10月10日(金)~12日(日)まで3連休となります。
2025年10月29日(水)重陽節
旧暦の9月9日が五節句の一つである重陽節です。奇数は陽の数で、陽数の極である9が重なる日という陰陽思想に由来する祭日です。菊花酒を飲んだり、菊に関連するイベントが行われます。
2025年11月12日(水)国父生誕記念日
中華民国の国父、孫文が1866年11月12日に誕生したことを記念する日です。
2025年12月21日(日)冬至
冬至は1年間で太陽の位置が最も低くなる日です。台湾では「湯圓」を作って、神様や祖先を祭ったり、万事の円満と家族全員の団欒を願う習慣があります。東アジアの中華圏では重要な祭事となっています。
2025年12月25日(木)行憲記念日(憲法記念日)
1947年12月25日に「中華民国憲法」が施行されたことを記念する日です。
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