2026年バリ島旅行の注意点:祝祭日の暦を知って混雑を回避
13,770もの島からなる群島国家インドネシアには、多様な民族と宗教が共生しています。国民の多くはイスラム教徒ですが、バリ島では島民の90%以上が独自の「バリ・ヒンドゥー教」を信仰しているのが特徴です。
この記事では、2026年のバリ島旅行で計画に影響する「ニュピの外出禁止期間」や、島全体が大混雑する「レバラン休暇」の日程を網羅しています。 独自の暦による休日を把握しておくことで、お店の休業や渋滞などのトラブルを避け、スムーズな旅程を組むことができます。
バリ島には、インドネシア共通の祝日に加え、バリ州独自の祝日が数多くあります。これらの日は官公庁だけでなく、地元の商店や一部のレストランもお休みになるため、事前のチェックが欠かせません。
バリ島で使われる2つの暦:ウク暦とサカ暦
バリ島では、ヒンドゥー教の伝統的な「ウク暦」と「サカ暦」という二つの暦が今も生活の基準となっています。
ウク暦: 210日で1サイクルとなります。寺院の創立記念祭「オダラン」や、日本のお盆にあたる「ガルンガン&クニンガン」はこの暦に従って行われます。
サカ暦: 陰暦に基づいており、新年の「ニュピ」が代表的です。ニュピの日は、旅行者であってもホテルからの外出が一切禁止されるため、スケジュールの確認が必須です。
また、バリ島のお盆にあたる「ガルンガン」の期間中は、多くの地元のショップやレストランが休業します。ショッピングが目的の方は、この時期を避けるか、営業している大型施設を確認しておくのがおすすめです。
バリ島民に広く使われる「バンバンカレンダー」は、西暦・イスラム暦・バリ暦を一目でチェックできる優れものです。裏面には一年365日の日の出・日の入時間が地域別に記載されています。2026年版を現地で手に入れるのも、旅の良い記念になります。
2026年バリ島 祝日・祭日・イベントカレンダー
※赤字はインドネシア全土の祝日
※オレンジはバリ島独自の祝日
※有給休暇取得奨励日(Cuti Bersama)は政府発表により変更される可能性があります。
- 2026年1月1日(木)元旦 / New Year / Tahun Baru 2026 Masehi
- 大晦日から元旦にかけて、ビーチエリアやホテルではカウントダウンイベントが行われます。年明けと同時に紙製のトランペットを吹き鳴らすのが現地の習慣です。多くのショップは通常営業しています。
- 2026年1月15日(木)モハメッド(ムハンマド)昇天祭 / Prophet Mohammad’s Ascension
- 預言者ムハンマドが天へ召されたことを祝うイスラム教の祝日です。行政機関などは休みとなりますが、観光への大きな影響はありません。
- 2026年1月17日(土)シワラトゥリ / Siwaratri
- 「最も暗い夜」に自己を見つめ、罪を清める瞑想の日です。夜通し祈りを捧げるため、各地の寺院が多くの参拝客で賑わう神秘的な光景が見られます。
- 2026年2月16日(月)有給休暇取得奨励日 / Cuti Bersama
- 2026年2月17日(火)イムレック(春節) / Chinese New Year
- 中国暦の旧正月です。中華圏からの旅行者が急増し、ホテルや航空券が混み合います。島内では中国寺院を中心に獅子舞などが披露されます。
- 2026年3月17日(火)ニュピ前夜祭(オゴオゴ) / Ngrupuk
- 【移動に注意】悪霊を模した巨大な張り子「オゴオゴ」が村々を練り歩きます。夕方から主要道路が封鎖され、交通が完全にストップするため、空港への移動などは早めに済ませる必要があります。
- 2026年3月18日(水)ニュピ / ヒンドゥー正月 / Saka New Year
- 【完全外出禁止】「静寂の日」を意味するバリ・ヒンドゥー教の新年。午前5時から翌朝まで、外出、火、電気の使用が一切禁止されます。空港も閉鎖され、旅行者もホテル内のみで過ごすことになります。
- 2026年3月19日(木)オメオメアン(お見合いキス祭り) / Omed-omedan
- ニュピ明けに行われる、デンパサール・セサタン村の伝統行事です。若者たちが水をかけられながら抱き合う勇壮な奇祭として、多くの見学客が集まります。
- 2026年3月20日(金)・3月21日(土)レバラン(断食明け大祭) / Idulfitri 1447 Hijriah
- 【大混雑注意】イスラム教最大の祝祭です。2026年はニュピと連続した大型連休となるため、インドネシア国内からの旅行客でバリ島全体が非常に混雑し、渋滞も激しくなります。
- 2026年3月23日(月)~24日(火)有給休暇取得奨励日 / Cuti Bersama
- 2026年4月3日(金)聖金曜日 / Good Friday
- キリストの受難を記念する日。インドネシア全土で祝日となり、官公庁などは休みとなります。
- 2026年4月5日(日)イースター(復活祭)/ Easter Sunday
- 復活を祝う日。ホテル内ではエッグハントなどファミリー向けの催しが行われることもあります。
- 2026年5月1日(金)メーデー / Labor Day
- 労働者の祭典です。2014年からインドネシアでも国の祝日に指定されています。
- 2026年5月14日(木)キリスト昇天祭 / Ascension Day
- キリストが天に召されたことを称える国民の休日です。
- 2026年5月15日(金)有給休暇取得奨励日 / Cuti Bersama
- 2026年5月27日(水)イスラム犠牲祭 / Idul Adha 1447 Hijriah
- 預言者アブラハムの忠誠を記念する日。イスラム教徒のコミュニティでは儀式が行われます。
- 2026年5月28日(木)有給休暇取得奨励日 / Cuti Bersama
- 2026年5月31日(日)ワイサック(仏教大祭) / Hari Raya Waisak
- お釈迦様の生誕を祝う日。バリ島でも仏教寺院で儀式が行われるほか、国の祝日となっています。
- 2026年6月1日(月)パンチャシラの日 / Hari Lahir Pancasila
- インドネシアの建国理念(五原則)を提唱した記念日です。
- 2026年6月中旬〜7月中旬 バリ・アーツ・フェスティバル / Bali Arts Festival
- 【文化イベント】約1ヶ月にわたり開催される島内最大の芸術祭。デンパサールのアートセンターでは、質の高いバリ舞踊や演奏が連日披露され、気軽に伝統文化に触れられます。
- 2026年6月16日(火)イスラム暦新年 / Islamic New Year 1448 Hijriyah
- イスラム暦の新年を祝う国民の休日です。
- 2026年6月17日(水)有給休暇取得奨励日 / Cuti Bersama
- 2026年7月〜8月頃 バリ・カイト・フェスティバル(大凧祭り)
- 乾季の強い風に乗せて、巨大な凧を揚げる夏の風物詩です。サヌール海岸などで大規模な大会が行われ、空を舞う巨大なカイトの群れは圧巻の景色です。
- 2026年8月17日(月)インドネシア共和国独立記念日 / Independence Day
- 国中が赤と白の旗で彩られる独立記念日。各村では「棒登り競争」などの伝統的な競技が行われ、賑やかな一日となります。
- 2026年8月25日(火)ムハンマド生誕祭 / Maulid Nabi Muhammad SAW
- 預言者ムハンマドの誕生日を祝う国民の休日です。
- 2026年9月12日(土)サラスワティ / Hari Raya Saraswati
- 学問・芸術の女神に感謝を捧げる日。学生たちは正装で学校へ向かい、本にお供えをします。この日は「知恵に休息を与える」として読書や書き物が禁じられています。
- 2026年9月16日(水)パゲルウェシ / Hari Pagerwesi
- 自身の精神を鉄の柵のように固め、邪悪な力から守るための日。早朝から各地の寺院が多くの参拝客で賑わいます。
- 2026年10月28日(水)ガルンガン(迎え盆)/ Hari Raya Galungan
- 【休業注意】先祖の霊を迎えるバリ島最大級の行事。門前には「ペンジョール」という豪華な竹飾りが立ち並び、島が一年で最も美しく彩られます。商店の休業が多い時期です。
- 2026年11月7日(土)クニンガン(送り盆)/ Hari Raya Kuningan
- ガルンガンで迎えた先祖を天へ送る日。午前中に黄色の米を供えて儀式を行うのが伝統です。
- 2026年12月24日(木)有給休暇取得奨励日 / Cuti Bersama
- 2026年12月25日(金)クリスマス / Christmas
- リゾートならではの賑やかなクリスマス。大型モールなどは装飾で彩られ、セールなども行われます。

