マレーシア旅行の基本情報

Malaysia

マレーシア基本知識

正式国名
マレーシア
マレー語:Malaysia
英語:Malaysia
首都
クアラ・ルンプール / Kuala Lumpur
面積
国土面積は約33万0,803平方キロメートル。日本の面積の約9割です。マレーシアは、マレー半島とボルネオ島の一部のサバ州、サラワク州から成り立っています。
人口
3178万6,000人(2017年総計)
政治体制
立憲君主制(議会制民主主義)。マレーシアの国家元首は、13州のうち9州にいるスルタン(首長)による互選で選出される国王(アゴン)ですが、連邦制の象徴的な意味あいが強く、行政府の長は首相です。首相は、下院(Dewan Rakyat)の最大政党の党首が選ばれ、マレーシアの国王により任命。
立法府であるマレーシア議会は、上院に相当する元老院と、下院に相当する代議院から構成されます。
民族構成
マレー系(約65%)、華人(中華)系(約24%)、インド系(印僑)(約8%)、そして先住民族(約1%)から構成される多民族国家です。
言語
マレーシアの国語・公用語は、「Bahasa Melayu」(バハサ・ムラユ)と呼ばれるマレー語です。
また、華人は広東語、福建語、客家語などを話しますが、華語(標準中国語)が共通語で、漢字は繁体字も簡体字も使用されています。学校教育では簡体字を教えているようです。また、インド系はタミル語などを母語としています。
なお、イギリスの植民地時代の公用語である英語もよく使われており、同じマレーシア人同士の間でも、各民族間で会話をする時には、各民族間の共通語として英語も使われます。英字新聞もよく読まれています。
宗教
国教はイスラム教。その他、仏教、ヒンドゥー教、キリスト教、そして、先住民族の信仰などがあります。
国歌
ヌガラク / 我が国
国花
1960年に初代首相トゥンク・アブドゥル・ラーマンによってハイビスカスが国花として制定されました。ハイビスカスは5つの花びらを持っていますが、それぞれマレーシアの5つの国是を表しています。すなわち、神への信仰、国王と国家への忠誠、憲法の遵守、法による統治、そして良識ある行動と徳性です。また、ハイビスカスの赤は勇気を表しています。
教育
かつての宗主国であるイギリスの教育制度の影響が強く、小学校は6年(primary school)、中等学校3年と高等学校2年(secondary school)、大学進学過程2年(Lower 6とUpper 6)、大学3年~6年となっています。
なお、小中学校では、民族別にマレー語、中国語、タミル語などが使われていますが、いずれの学校でもマレー語と英語が必修科目になっています。
日本との時差
日本との時差はマイナス1時間です。日本時間の午前9時がマレーシアの午前8時となります。

マレーシア旅行基本情報

ビザ・パスポート
【ビザ】観光目的の場合、90日以内の滞在はビザ(査証)は不要です。
詳細はビザ(査証)ページを参照。
【パスポート】マレーシアに入国時点で、パスポートの有効残存期間が6ヵ月以上必要です。また、未使用査証欄が2ページ以上必要です。
※ビザ・パスポート等の情報は、予告なく変更されることがあります。必ず大使館、領事館、旅行会社でご確認ください。
持ち込み制限
酒類1本(1L程度)、紙巻きたばこ200本(刻みたばこ225g)までは無税で持ち込めます。
1万USドル相当以上のお金を持ち込む場合は、税関に申告が必要です。
2021年7月1日よりマレーシアへ入国する旅行者の免税品目からタバコが除外されています。現在いかなる形のタバコもマレーシアへ持ち込む際は課税対象となります。
猥褻物の持ち込みは厳禁です。また、麻薬の持ち込みは死刑を含む極刑が科せられます。
通貨 / 貨幣
マレーシア・リンギット(RM)が使われています。紙幣は100、50、20、10、5、1リンギット。
補助単位として、マレーシア・セン(¢)があり、1リンギットが100センです。
1リンギット≒24.68円(2021年9月8日時点)。
チップについて
マレーシアではチップの習慣はありません。基本的にチップは不要ですが、観光地ではチップの習慣も見受けられます。チップはあくまで気持ちの問題なので、心地よいサービスを受けたと感じたなら、チップを渡しましょう。
ホテルやレストランでも、サービスチャージ10%が料金に含まれている場合、チップは不要です。
税金
マレーシアでは、2017年9月から観光税(Tourism Tax)が導入されており、宿泊する際、1室1泊につきRM10が宿泊料金に加算されます。ただし、総数4室以下の宿泊施設は除外。
消費税に当たる物品サービス税のGoods & Services Tax(GST)は、2018年6月1日に廃止されています。
電圧と電源プラグ
電圧は220Vで、周波数は50Hzです。コンセントは3つ又のBFタイプが多く見られます。なお、日本の電化製品を使用するときは変圧器と変換プラグが必要となります。
カシムラ 海外用変換プラグ BFタイプ
海外用電源プラグBFタイプ 海外用変換プラグ BFタイプ
ビデオ方式
マレーシアのテレビやビデオはPAL方式です。日本やアメリカが採用しているNTSC方式とは異なるため、一般的な日本国内のビデオデッキでは再生はできません。ちなみに、インドネシア、シンガポール、タイ、ブルネイ、ベトナム、ラオスなど東南アジアの多くの国でもPAL方式を採用しています。
DVD方式
マレーシアのリージュンコードは「3」です。一方、日本のリージュンコードは「2」です。そのため、「Allcode」と明記されているDVDでない限り、日本では見ることができません。
飲み水
マレーシアの水道水は、そのままでは飲み水として適していません。有料のミネラルウォーターを飲用したほうが無難です。宿の部屋に置いてあるポットは、通常、水道水なので、必ず沸騰してから飲みましょう。屋台やレストランで出される水や氷は、基本的には沸騰した水を使っていますが、衛生管理の悪い店や、胃腸の弱い方は有料のミネラルウォーターがお勧めです。街中で、ペットボトル入りの飲料水を格安で手軽に購入できます。
飲酒について
イスラム教国とは言うものの、観光客に飲酒の制限は特にありません。街のスーパーマーケットなどでお酒やビールを購入できます。日系のデパートでは日本のお酒も置いてあります。マレー系の屋台・レストランには、お酒は置いてありません。食事をしながらお酒を飲みたい場合は、中国系の屋台やレストランへ。
トイレ
外国人の利用するホテルやレストラン以外のトレイでは、紙は使わず水で洗うスタイルが一般的です。トイレの壁に設置されたホースの水で洗う「手動式ウォシュレット」スタイルです。
郵便
【日本への郵便】日本までの航空便の料金は、葉書き1枚が約1リンギット。
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